あけましておめでとうございます。
令和5年の年頭にあたり、本年が組合員の皆さまにとって災害の無い平穏で幸多き年になりますことをご祈念申し上げます。
昨年8月の水害及び12月の大雪など自然の脅威に対しては人の力の及ばざることを痛感させられました。被災された皆さまには、謹んでお見舞い申し上げます。
さて、長期に渡る感染予防対応を取っております新型コロナウイルス感染症は、相変わらず収束と蔓延を繰り返しております。変異を繰り返すコロナウイルスが身近に当たり前に存在する状態が今後もずっと続きそうです。感染対策をしていても感染してしまう例が増加していますので、対策としては医療体制を充実させて行くことに尽きるように思いますが、スピード感がない我が国の対策は他国と比較して歯がゆく感じるところでもあります。まさしくウィズ・コロナの時代到来ですが、当分は我慢強く対応するしかありません。
一方、農産物の一大生産地であるウクライナとロシアによる戦争の影響は、物流の停滞と農産物の不足に伴っての物価上昇など各国への経済的波及をもたらしております。戦争の終結こそが経済活動の好転に最短で繋がる道なのですが長い冬はしばらく続きそうです。
木材に関する業界でも外材の不足から国産材の価格が一時的に高騰した現象「ウッドショック」が大きな話題となりましたが、昨年夏頃から収まりを見せたようです。現在はまだ元の価格までは戻っていない現状ですが、今後の見通しとして今の経済活動の低下や先行き不安による住宅需要の低下が影響して、再び元のような低価格に張り付く状態に成りはしないかと心配しているところです。
組合事業においては、各事業ともに先行きの不安定なところはあるものの全体的には計画を上回る状態で推移しています。今年度終了まで残り3ヶ月となりますが気を抜かずに進めて参ります。
本年は、総代及び役員の改選が行われる年です。昨年から林家組合長の皆さまとその準備を行ってきましたが、新体制の組合運営の船出が順風満帆となるべく慎重・堅実に準備いたします。どうぞ組合員の皆さまの一層のご協力を宜しくお願い申し上げます。
令和5年 正月
村上市森林組合 代表理事組合長 板垣茂樹
役職員一同