村上地域グリーンツーリズム協議会さんより、村上市高根地区で開催されるツアーイベントの看板などの製作依頼を受けました。
先方のご要望により「いわふね杉」を使用いたしました。
また、打合せの際に看板について「普通の板では面白みがないよね」とのご意見をもとに普段は製材品として市場には出回らない材を使うことにしました。
雪の多い当地区では根元の部分が雪でつぶされて曲がってしまい通常の用材用として使用できません。
そのため通常、こういった部分は2mほどに切られてバイオマス発電の燃料材として出荷されていきます。
しかし、今回はあえてこういった特徴を利用した製品を作ることにしました。
手軽にこういった材を使用できるのも伐採と製材・加工の両方行える当組合の強みでもあります。
↑根元の材は形が面白かったり、面白い杢(もく)がでたりします。
イベントでは↑のような感じでランタンを設置するようです。
看板もバイオマス発電用の杉材からよさそうなものを選んで製材し、ワイドサンダーで仕上げてからレーザー加工機でデザインを彫刻しました。
↓綺麗に仕上がるようにマスキングテープを貼ってからレーザー加工をしました。
今回は3回彫った後に、焦点を少しずらして黒を目立たせるやり方を試してみました。
焼き色がしっかりついていい感じに仕上がったと思います。
イベントは本日(12月26日)開催とのことです。
多くの方が村上の自然と木に触れて楽しんでもらえると嬉しいです。
木材加工課 東海林