8月3日・4日の新潟県北部の豪雨災害は、当組合の地域におきましても、河川の越水や土砂の流入、道路への土砂の堆積やのり面の崩落など、各地で発生したことにより点在している集落で孤立するところも散見されました。各地の道路の通行止めに加え、幹線道路である国道７号線や３４５号線も通行止めとなり、一時は身動きの取れない状況も発生しました。４日の夕方までには地元建設業の皆さんの懸命な作業で部分的な片側での交通の場所を各地に残しながらも各集落への道が開通し、自宅への帰宅ができる状態になりました。３日から4日にかけては、自宅に帰れずに市が設置した避難所や車の中で一夜を過ごした人がかなりの数にのぼるものと思われます。今現在もこの山北地域に人的な被害があったという情報は無かったものと思います。
組合に関することをご報告申し上げれば、組合の施設と職員に特に大きな被災はありません。現在、事務所として使用している2ヶ所は、どちらも異常ありません。加工工場の土場へは通常の雨より多くの水の侵入がありましたが、被害が発生するほどの状態にはならずに済みました。一方、森林整備の貯木場付近は、少し多めの雨量でも水が溜まりやすいところですが、一時、付近は川の如くなり、現在行われている高速道路に関する工事に伴う土砂を含んだ水が流入してきたと思われます。水が引けてみると堆積した土砂が支障となっている状態で、それを除去していただく必要がありますが、それが被害と言えるものでしょうか。
この度、私共とご交流、お取引のある皆様から心温まるお見舞いのお電話をいただいております。多くの方々にご心配をお掛け致しました。皆さまのお気遣いに衷心より感謝申し上げます。
当組合の夏期休業は、8月13日～16日の予定です。それまで、現在作業している山の現場も工場も被災の影響無く、通常と変わらぬ業務となりますので宜しくお願い申し上げます。
令和4年8月5日
村上市森林組合
代表理事組合長 板垣茂樹