村上市森林組合とは
村上市は、新潟県の北端に位置し、北及び東側は山形県と接し西側は日本海に面しています。総面積は117,426ha、うち林野面積が99,994haとなっております。市内には2つの森林組合がありますが、北側の旧山北町をエリアとするのが村上市森林組合です。村上市山北地域の森林面積は26,425ha、その内の民有林の面積が88%を占めています。そのため、地域の篤林家たちによって県内でも早くから素材生産が盛んに行われておりました。村上市森林組合の組合員が所有する森林面積は16,485ha(H29年4月1日現在)であり、地域の人工林率は43%で主にスギが植林されています。現在でも県内においては最大の林業地と位置付けられていて、中心となる当組合の素材生産量は県内生産量の約1割となっております。
森林組合とは、森林所有者である組合員が森林組合法により組織する協同組合です。昭和49年4月1日に山北町森林組合として誕生し、平成20年に山北町が市町村合併により村上市となったことから平成22年4月1日に村上市森林組合へと名称を変更しました。
村上市森林組合は、地域の森林を守り育てることと、そこから生まれた林産物が有効に活用されるための事業活動を行っていますが、第一に組合員の森林の保育と素材の生産を中心として、次に工場での間伐材等の小径木での円柱加工材を生産し、土木用資材、または防腐処理して外構材として販売することなど、地域木材の高付加価値化に努めております。