はじめに、6月18日に発生した地震に関して多くの方々から当組合に対してお見舞いのお言葉、励ましのお言葉をいただいたことをこの場をお借りして感謝申し上げます。
幸い、当組合の地震による被害は少なく、6月19日から平常通り営業しております。しかしながら、一部地域では地震により甚大な被害を受けたところもあります。一刻も早い復旧、復興に向けて当組合も各方面で協力していきたいと考えております。
6月14日、15日に木材加工課の視察研修を行いました。今回は、当組合でも行っている木材防腐処理の再考と新たな技術への知見を深めることを目的として、石川県の(株)ヤスジマ様と富山県の(株)石友ホーム様を視察させていただきました。
14日には、(株)ヤスジマ様へ訪問し施設を見学させていただきました。まず、常務取締役の東納様より昨今の木材防腐業界の動向と新たな流れについてご説明いただいてから、実験施設であるリサーチラボを見学させていただきました。
リサーチラボでは、今回の目的である乾式防腐処理の試験機を見学させていただきました。
昨年、移転したばかりだということもあって、施設内はとてもきれいで施設内から工場を見学するスペースが設けられていました。
(株)ヤスジマ様の視察後は、金沢市内に移動し金沢駅に設置されている鼓門を見学しました。
↑鼓門は、乾式防腐処理を用いて防腐処理された木材が使用されているとのことでした。
15日は、富山県へ移動し(株)石友ホーム様の乾式防腐施設を見学させていただきました。
(株)石友ホーム様は現在、湿式、乾式の両方の防腐処理機械を所有しており、自社でプレカットした材料を部材の特徴にあわせて使い分けているとのことでした。
↓新たに乾式防腐処理機械を追加する工事を行っており、建築分野での防腐、防蟻木材のニーズの高まりを感じることができました。
今回の視察研修を通して、新たな木材防腐処理の可能性と課題等を知ることができ、有意義な視察研修となりました。
最後になりますが、(株)ヤスジマの東納様、曽谷様、浅妻様、(株)石友ホーム様にはお忙しい中にもかかわらず快く視察を受け入れてくださったこと、心より感謝いたします。
ありがとうございました。
木材加工課 東海林